つぼ押しは自分で手軽にできおだやかな効果が期待できる

「気」「血」「水」のうち、東洋医学でもっとも重視されるのは「気」です。

そして、この「気」の通り道とされるのがツボです。

ツボを指圧やお灸で刺激し、気の流れをととのえると、血流もよくなって肌に栄養が行き届くようになります。

また、水分の流れもスムーズになります。

とくにツボ押しは、ちょっとした時間に自分でできます。

気軽に試してみてはいかがでしょう。

手で感触を確かめながらゆっくりと押す

ツボは、押すための専用の道具もありますが、手で押しても大丈夫。

ツボの位置は人によって微妙に違います。

周辺を広くていねいに押してみて、痛かったり気持ちがよかったりと、ほかとは感覚の違う場所を見つけます。

そして、強く押してみて、ズンと響くようであれば、そこがツボでしょう。

「痛いほうが効く」と思っている人がいるようですが、そうではありません。

やさしく、ゆっくりと押すだけで効果が得られるはずです。

また、ツボ指圧は、できるだけからだを締めつけない服装でおこなうのが効果的です。

お風呂上がりならリラクゼーション効果が高まり、安眠も促されるでしょう。

ツボ指圧で気の流れをととのえることは、不調を改善するだけでなく、人が本来もっている自然治癒力を引き出し、トラブルの起きにくいからだや肌をつくるということでもあります。

続けることに意味があるので、ちょっと手があいたときに、すぐに実行する習慣をつけましょう

「気」「血」「水」のバランスを意識して漢方でトラブルを未然に防ぐ

「気」「血」「水」のバランスは日々変化する

気、血、水のバランスは、日々、からだの中で微妙に変化しています。

ここでは、食養生やツボ指圧のほかに、一歩踏み込んで漢方薬についてもご紹介しましょう。

漢方治療は、必ずしも「時間がかかる」というものではない

漢方というと、「何年も飲み続けなくては効果が出ない」というイメージがあるようですが、必ずしもそういうものではありません。

風邪の漢方などは、ひき始めに飲むと1時間以内に効果が現れることもよくあります。

またニキビの漢方治療でも、1~2週間で改善が見られることも珍しくありません。

何を治療するかによって、効果の出方や効くまでの時間は異なります。

だだし、その人の体質に合わせて処方が決まるというのが漢方の特徴です。

同じ風邪でも、ニキビでも、人によって使う薬が違ってきます。

体質にぴったり合ったものを使うと、早くすぐれた効果が現れます。

漢方薬ってどんなもの?保険はきくの?

漢方薬は、生薬をそのままお茶のように煎じて飲むのが本来の方法ですが、最近では、簡便にするためにフリーズドライの粉薬にした「エキス剤」というものが主流になっています。

ただし、薬の種類によっては、煎じたほうが効果が高い場合もあります。

また、漢方薬は保険がきかないというイメージをもっている人もいるようですが、病院で処方してもらえば、煎じるものでもエキス剤でも、ほとんどの漢方薬に保険がききます(漢方薬局で購入すると保険がききません)。

体質からからだの不調を治す漢方は、からだにやさしく、また、根本治療につながるのがメリットです。